船舶の進行方向を決める、プロペラ（スクリュー）の後方に取付けられる板状の部品

機関（エンジン）からの軸が通りプロペラが装着される、船体の最後尾のブロック
流線形の構造が多く、高い加工技術や溶接技術が求められる

舵（ラダー）と船体を軸を通してつなぐための船尾ブロック

船体と舵（ラダー）を繋ぎ、舵を回転させるための軸

機関からプロペラへ動力を伝えるための軸

ラダーストック（舵軸）を船体側で受ける為の軸受装置
精密な機械加工技術が求められる

スタンフレーム周りに装着され、海水をプロペラに効率よく呼込み、推進力を向上させるための部品

ぎょう鉄とは、厚鋼板の表面にバーナーによる加熱と放水による冷却を加え、熱膨張と収縮により鋼板を湾曲させて曲面を形成していく技術です。船体ブロックの中でも船尾の曲面を表現することが一番困難とされ、職人の技術や経験が非常に必要な作業です。

舵板と舵軸の機械加工部の嵌め合い接合部には高い密着度が求められます。機械加工するだけでは0.01mm～0.05mm程の加工誤差が生じ、求められている密着度までにはいたりません。そこで摺り合わせという職人の手による当たり面の切削作業が必要になります。技術の習得に数年～10数年かかる、非常に緻密で繊細な作業です。